高次脳機能 higher brain function 2005 7 31

7月28日の共同通信社のニュースには、このような記事がありました。
「高次脳機能障害に診断基準 精神障害とし社会復帰支援」
「厚生労働省は28日、交通事故の後遺症などで記憶力や思考力が落ちる『高次脳機能障害』に、
新たに診断基準を設け精神障害の認定を容易にし、
国会審議中の障害者自立支援法案に盛り込まれた福祉サービスを利用できるようにする方針を決めた。
 地域に支援コーディネーターなどを置き、
診断からリハビリ、社会復帰につながる支援体制を整備する方針。
法案が成立すれば来年1月から利用が可能になる。」

高次脳機能 higher brain function 2004 3 12
 身体障害者というと、どういう人を連想するでしょうか。
杖をついた人ですか。
車いすに乗った人ですか。
 しかし、別の身体障害者も、認めるべきだと思います。
たとえば、事故で、頭部にダメージを受けて、
手足に障害が発生した場合を考えます。
 この場合、理学療法士などの努力によって、
本人が、真剣に、リハビリテーションに取り組み、
手足の障害が、軽い程度で済むことがあります。
 しかし、運が悪いと、手足の障害が回復しても、
脳に障害が残る場合があります。
 簡単な日常生活動作ができても、あるいは、簡単な言葉が話せても、
それ以上のことはできない場合があります。
 一見すると、身体障害者には見えませんが、
知能検査などを実施すると、
知能の程度が、5歳程度以下になってしまう場合があります。
 専門家ではありませんので、専門用語は、よくわかりませんが、
これを、高次脳機能障害と言うと聞いたことがあります。
手足を動かす機能を、低次脳機能と言うのかもしれません。
 これも、障害だと、考えていますが、
「高次脳機能障害の障害者手帳」はないのです。
 しかし、社会的な援護が必要だと思います。
こういう障害者に対する援護が不足していると思います。
「高次脳機能障害の障害者手帳」を制度化すべきだと思います。



































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